Wisdom Tooth Extraction
親知らずの抜歯

目次
親知らずの抜歯のカギは、ずばり歯科医院選びです!
あなたは、親知らずのことをどれくらい知っていますか? 正式名称は「第三大臼歯」、別名「智歯(ちし)」とも呼ばれる歯です。一般的に成人前後のタイミングで、前から8番目の位置に萌出します。親知らずは、すべての人に生えるとは限りません。一部のみが生えたり歯槽骨に埋伏したまま出てこなかったり、萌出しても欠損しているケースなどさまざまです。 状態が悪いまま放置すると、むし歯や歯周病、不正歯列や顎の問題などさまざまなトラブルを引き起こす恐れがあります。悪化する前に、必ず歯科医院を受診しましょう。 一部の症例を除き、基本的には抜歯が必要となります。ただし親知らずの抜歯はリスクを伴うため、歯科医院選びは慎重に行わなければなりません。
痛みの緩和と身体への負担軽減に努めます
親知らず抜歯に伴うリスクとは?
歯の状態および歯根の形態把握が必須
まず初めに、形状や生え方の現状把握を行います。親知らずの抜歯は比較的難易度が高いため、中には非対応の歯科クリニックも存在します。当院では、専門の歯科医師が責任を持って対応しますのでご安心くださいませ。 一見正常な生え方でも、歯根が曲がっている「歯根湾曲」や歯根の先端部がふくらんでいる「歯根肥大」に該当することがあります。また斜めに生えているケースでは、「水平埋伏」といって骨の中で横向きになっている場合も。いずれも困難な抜歯となるのは間違いなく、状況によっては手術を伴います。
下顎の親知らずの抜歯と麻痺
該当する親知らずの歯根の先端が、下顎管に接触もしくは付近に位置する場合は困難な抜歯となる可能性があります。誤って神経を傷つけると、舌の感覚を鈍らせたり下唇の周りに麻痺を残したり(オトガイ神経麻痺)する恐れがあり危険です。その場合は口腔内の状況を見て、歯科医師が抜歯するか否かを判断します。
CTを用いた検査と診断
抜歯に伴うリスクをいくつかご紹介しましたが、これらはいずれも診断不足が大きな原因です。 当院では歯科用のCTを用いて、埋伏歯の状態や神経との位置関係、歯根の状態を正確に把握します。それをもとに綿密な治療計画を作成し、リスクを最大限抑えた抜歯を行うことが可能です。治療前には、内容やスケジュールを患者さまへお伝えします。併せてリスクをお話し、ご理解ご納得のうえで治療へ移行しますのでどうぞご安心くださいませ。無理な治療は一切いたしません。
抜歯後に起こりうる症状やトラブル
抜歯後の症状には、大きな個人差があります。腫れや痛みが1週間程度生じる場合がありますが、抜歯後のケアについても当院スタッフが責任を持って対応いたします。トラブルが生じた際やお困りごとが生じた際は、お気軽にご相談くださいませ。
抜歯後に起こりうる症状
腫れ
抜糸直後は異変がないものの、半日程度が過ぎた時点で腫れを起こす場合があります。ピークは1~2日後であることが多く、抜歯の状況や噛み合わせの状態によって大きな個人差があります。腫れている間は極力やわらかいものを口にし、無理のない食事を摂りましょう。
痛み
腫れと同じく、痛みについても個人差があります。麻酔が切れた直後から痛みを感じ始め、7~10日程度で徐々に緩和します。痛み止めを処方するので、持続期間や痛みの程度に応じて服用してください。
出血
抜歯の際に止血剤を用いて、唾液に血液が混ざらないよう処置を行います。場合によってはわずかな出血が1~2日程度生じますが、次第に止まるのでご安心ください。
開口障害
腫れや痛みがあると口を開きにくくなることがありますが、開口障害ではそれに加えて筋肉に炎症が起こります。口が開けづらくなり少ししか開かないため、食事が摂りづらい点が難点です。7~10日程度で治まるので、しばらくはゼリーやお粥などやわらかい食べ物を口にしましょう。
まれに起こりうる症状
ドライソケット
抜歯後に穴の骨が露出した状態で、骨に細菌感染を起こすことを「ドライソケット」と呼びます。2~3日程度、沁みるような強い痛みが生じるのが特徴です。完治には10~14日程度かかります。
神経を傷つけることによる痺れ
親知らずの歯根が下顎の神経に触れると、神経を傷つけて舌や下唇周辺に痺れを起こします。舌の麻痺により、味覚障害が起こることもあります。症状は数日で治まりますが、場合によっては長期化する恐れがあるのでご注意ください。
口腔と鼻腔がつながることによる違和感
上顎の親知らずの歯根が、まれに上顎洞(鼻腔の両脇にある空間)側へ飛び出していることがあります。この親知らずを抜歯することで抜歯後の穴と上顎洞を通じ、口腔と鼻腔とがつながります。そしてその間の穴から、水や空気が漏れる症状を引き起こすことがあるのでご注意ください。時間経過とともに穴は自然にふさがりますが、しばらくは違和感が続くのが特徴です。
親知らずの抜歯時に起こりうるトラブル
親知らずは抜いたほうがよい?
誰もが幼少期に体験した、歯の生え変わり。当時は自然に乳歯がグラついて抜けましたが、親知らずの抜歯となれば話が変わります。痛みや違和感がなければ、放置して様子を見ようと考える方が多いのではないでしょうか。 しかし親知らずを放置すると、時により大きな問題を引き起こすことがあります。起こりうるトラブルは複数あるので、それぞれ症状や特徴を知っておきましょう。該当する症状がない場合も、自己判断で放っておくのは危険です。 とくに出産前後の女性はホルモンバランスの変化で口内環境が悪くなり、トラブルを引き起こしやすいためご注意ください。産休直前まで勤務したり産後に乳児の面倒を見る人がいなかったりすると、なかなか病院を受診しづらいものです。しかし後回しにすると、通院回数や費用が余計かかってしまう可能性があります。 問題が深刻化する前に十分な対処できるよう、早めに当院をご受診ください。丁寧な診察をしたうえで、親知らず抜歯の必要性について正しい診断をさせていただきます。
むし歯
親知らずは一番奥に位置するため、歯みがきやフロスなど口腔ケアしづらいのが難点です。斜めに萌出しているとなおさら磨きづらいため、親知らずだけでなく手前の歯(第二大臼歯)をもむし歯にする恐れがあります。
智歯周囲炎(歯周病)
親知らずの周りが炎症を起こし、智歯周囲炎と呼ばれる歯周病を引き起こすことがあります。痛みや腫れに加え、特有の嫌な味を感じるのが特徴です。
歯列不正
斜めや横など、親知らずが異常な方向から萌出すると歯列不正につながる場合があります。これは生えてきた親知らずが、手前の歯(第二大臼歯より前)を圧迫することが原因です。また通常は上下左右の最奥に生えますが、欠損歯の萌出や埋伏歯などがあると歯全体のバランスが乱れます。歯並びや噛み合わせに、不具合を起こす可能性があるためご注意ください。
顎関節症
萌出した親知らずの上下が正常に噛み合っていないと、一方の歯が伸びすぎて顎の運動を阻害します。すると顎に必要以上の負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあるのです。顎関節症の主な症状は顎に見られ、鳴ったりガクガクしたり、時に痛みを感じることがあります。放っておくと歯列不正や不正咬合の間接的な要因となるため、注意が必要です。
診断メニュー
-
MENU 1
インプラント歯の抜けた所に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を製作し装着する技術
-
MENU 2
オールオン4インプラント入れ歯で苦しむ患者様のために開発された、入れたその日に噛める画期的な治療法
-
MENU 3
入れ歯・さし歯しっかり噛みしめられて、しかも痛くない。豊富な入れ歯・さし歯メニューをご紹介
-
MENU 4
口臭外来澤歯科は名古屋でも数すくない口臭治療(相談)のできる歯医者です
-
MENU 5
ドックベストセメント歯を削らずに虫歯菌を殺菌、殺菌され歯自体の自己回復力で再石灰化し、硬い象牙質になります
-
MENU 6
MTAセメント神経を取らないといけないと言われた方へ。歯の神経を残す自費治療
-
MENU 7
ホワイトニング歯みがきや歯のクリーニングなどでは落としきれない歯の着色をきれいにし、歯を白くする方法
-
MENU 8
親知らずの抜歯痛みの少ない親知らずの抜歯。口腔外科出身のドクターの豊富な症例
-
MENU 9
根管治療マイクロスコープ・CTを活用し、精密な根管治療で歯を残す治療を提案します
-
MENU 10
審美歯科白くてきれいな歯を手に入れたい・・・審美歯科とはそんな患者様の思いに応える治療分野
-
MENU 11
矯正歯科歯並びを治す矯正治療は、病気を治すのと同じように健康な体と心を作るための治療です
-
MENU 12
顎関節症と噛み合せ治療ある日、突然あごがだるくなったり、肩こり、片頭痛などがでてきたことはありませんか?
-
MENU 13
その他の治療レーザー治療から、お子様の歯並び、アンチエイジングまで多種にわたる治療を提供